2008年11月21日金曜日

改正建築士法の講習会


11月28日から施行される「改正建築士法」の講習会に行ってきました。

今、ルカパパは、住宅建材、住宅設備機器の卸売業の会社で経理を担当していますが、
一級建築士の資格を持っています。

勤務先の会社は、建材の卸売りだけではなく、近年は新築住宅の建築も手がけています。

それで、建設業の免許や一級建築士事務所の登録もしています。

一級建築士事務所には、管理建築士というものを置かないといけないことに法律でなっています。

経理の仕事に就きながら、自分が管理建築士になっています。

前の管理建築士の人は、会社を退社したので、その後、自分が管理建築士になりました。

他に、一級建築士の資格を持っている人がいないので。

大まかに言って、改正点のポイントは、以下の4点になります。

① 建築士の資質、能力の向上

② 高度な専門能力を有する建築士による構造設計及び設備設計の適正化

③ 設計・工事監理業務の適正化、消費者への情報の開示

④ 団体による自律的な監督体制の確立

⑤ 業務報酬基準等の見直し

自分が建築士の資格に合格したのは、昭和63年のことです。

当時は、リゾートホテルやショッピングセンターなどの建物の構造計算や構造設計の仕事をしていました。

建築の仕事は、非常に幅が広く、専門分化したものです。

大まかに言うと、 建築の仕事は、

意匠設計、構造設計、設備設計、現場監理に分かれます。

一級建築士の資格を持っていると、建築のことは何でもできるだろうとか、わかるだろうと思われることが多いのですが、それは違います。

学生の頃から、デザインが好きな人は意匠の勉強ばかり、難しい数学を必要とする構造力学などには興味がありあせん。

構造を専攻に選ぶ学生も圧倒的に少ないです。

学生の2割ぐらいと思います。

平成17年に構造計算書偽装問題が発覚しましたが、行政側に構造計算のわかる人が少ないのも、この問題の大きな要因ではないかと思っています。

それと、自動車の免許なんかでも、更新時に講習がありますが、一級建築士には、免許の更新というものも無かったです。

この改正で、更新時に講習と試験に合格することが義務付けられた。

また、勉強することが増えました。

やばい!更新の試験に合格する自信がない!!

ところで、今日の講習会は、エル・おおさか(大阪府立労働センター)の2階エルシアアターという場所で行われたのですが、

ここに来たのは何年ぶりでしょうか。

昔、できたばかりの頃は、仕事で関わりのある建物でした。

懐かしさで、胸が一杯になりました。